災害が発生しにくい土地を選ぶ
注文住宅を建てるに当たってまず必要となるのが土地です。もともと保有している土地があるのであれば選択の余地はありませんが、そうでなければ土地探しをするところから家作りが始まるといっても過言ではありません。探す際に気にしておくべきポイントはいくつかありますが、まず思いつくのは利便性ではないでしょうか。人気のエリアやターミナル駅の近くは便利で快適に暮らすことができるため多くの人が選びがちですが、場合によっては一生そこで暮らすことになるため、利便性だけでなく安全性についても目を向けておく必要があります。安全性といった場合には治安と防災の2つの観点が特に重要です。治安については防犯マップなどを参照すると良いでしょう。
では次に土地の安全性の二つの要素である治安と防災のうち、ここからは後者について見て行くことにしましょう。防災という観点からまず気にしておくべきは地盤です。地震国である日本では、全国どこに住んでいても大地震に被災する可能性を排除することはできません。軟弱な地盤の上に建てられている家はダメージを受けやすいですし、倒壊のリスクも高まるため、どんなに人気があるエリアであってもなるべくであれば避けた方が無難です。特に川沿いの土地などは地盤が弱いことが多いので注意する必要があるでしょう。また、その土地があるエリアの規制についても気にしておくべきです。例えば、防火地区であれば耐火性の低い家を建てることができないため、それだけ火災に強い地域であるということができます。